《ハルモニア》言語聴覚士・公認心理師・音楽療法士　在籍 : うめだ・あけぼの学園SV研修の報告

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こんにちは、音楽療法士の前島です。

9月に入っても夏を思わせるような暑い日が続いていますが、

夜の涼しさに秋の訪れも感じられる時季になってきました。

さて、先日うめだ・あけぼの学園の島田先生をお迎えして、

今年度第2回目のSV研修を行いました。

今回のテーマは「グループ活動の中で起こる突発的な行動に対して留意すること」でした。

突発的な行動として、他のお友達を傷つけてしまう場面を想定し、先生のご提案で

応用行動分析（行動の前後の状況の変化から、行動が果たした役割を分析）を用いて

検討を行いました。

検討を行う中で、同じ行動だとしてもその時々で行動が果たす役割が異なるため、

「ある行動＝〇〇」と単純には考えられないなと感じました。行動の役割は、

①注目の獲得、②事物の獲得、③感覚の獲得、④回避など様々なのだそうです。

また、問題に見える行動も実は、数少ない表現方法から選ばれたコミュニケーション

手段の場合があると感じました。先生より「表現方法が1つでも増えることで、

問題行動が減ることがある」というお話しを伺ったのが印象的でした。

島田先生からは他にも、「CCQ」（穏やかに、近づいて、静かな声で）や

第1声「どうしたの」など、「ダメ」を伝えるコツについてアドバイスをいただきました。

この研修を元に、お子さんや保護者の方に安心安全に過ごしていただける

療育の場を提供できるよう努めて参ります。